外国為替 foreign currency exchange 2004 1 7

 外国為替を考える時に、
「国内景気」と「商品価格」も見ながら、考える必要があります。
 政府が、連日で、円売り介入で、円高を防いでいるのは、
国内景気が回復していないと認識しているからです。
 国内景気が好調ならば、そして、個人消費が好調ならば、
いくら円高になっても、問題ありません。
日本は、世界中から、資源や食糧を調達していますので、
円高は、むしろ、プラスです。
 次に、「商品価格」との関係です。
金(ゴールド)などの商品価格と外国為替を、両方、見ていく必要があります。
私は、外国為替の他に、金相場をチェックしています。
新聞によると、銀は、6年ぶりの高値を更新したとあります。
いずれにせよ、金相場と外国為替を、両方、見ながら、考えていく必要があります。
 テロの心配や、アメリカの双子の赤字などを考えれば、
金(ゴールド)の方が安全と考えている人がいるのでしょう。
こういう人は、日本国内だけでなく、アメリカにもいます。
 日本だけが、円売り介入しても、あまり効果がないかもしれません。
しかも、円に対してのみ、ドル安ならば、効果があるかもしれませんが、
ドルが、主要通貨に対して、全面安では、
日本だけの円売り介入は、一時的な効果しかありません。

 それにしても、これほど、経済の状況が、重要なポイントに来ているというのに、
日本国民は、あまり、経済に関心がないですね。
 それは、本の売れ行きを見れば、わかります。
今、どんな本が売れているか、ネットで、すぐ、わかります。
 今の状況は、日本国民は、江戸時代のレベルに戻っています。
江戸時代において、庶民は、政治や経済など考えずに、
日々の暮らしや娯楽に、夢中になっていました。
今と同じです。
江戸時代においては、政府は、与えられるものでした。
 しかし、民主主義において、政府とは、
与えられるものではなく、
国民が作っていくものです。


























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